高台に浮かぶ「飛翼(ひよく)」は羊蹄山と尻別川、そして広がる北海道の牧歌的風景の眺望を迎え入れるように設計されています。鉄骨の建物はガラス張りと、自由な空間の配置を可能にし、スリムでミニマルな輪郭を描いています。片側には大きなバルコニーが突き出ており、その下は屋外作業スペース、薪割り場として活躍します。

“飛ぶ翼”を意味する"飛翼"は、浮遊する屋根(翼)が、飛び立つように見えるからです。高窓は夏には自然な換気を促し、また、窓のトリプルガラスは、光熱費を抑え、石に囲まれた暖炉の輻射熱を保ちます。雄大なカラマツの林に囲まれた森の風景を、大きな窓を通して眺めることによって建物と森が融合する、自分が森にいるような錯覚を覚えます。

建物の中心部はスキーヤーのために配置され、特にギアルームには細部までこだわり設計いたしました。分厚いスツールとベンチは、現地で伐採された巨大なカラマツで作られ、その土地にある物を最大限に活かすというTAIGAの考え方に基づいて制作されています。

ニセコは、都会の喧騒から離れ、家族が再会し、ゆったりとした時間を共有するのに最適な場所といえます。その為にリビング、ダイニング、キッチンにはより広いスペースが割り当てられ、家族全員が快適に過ごせるように設計されています。料理が趣味でもあるオーナー様には来客者へのおもてなしに最適なレイアウトを考案しました。大きなパントリーは整理・収納はもちろんのこと、高機能キッチンの一部としても役立ちます。

家族の成長に合わせ変化する部屋のレイアウトは、友人などの訪問も対応出来ます。4名就寝可能の2段ベッドの部屋は、それぞれベッドが区切られており、プライバシーをが保てます。また、和室は3人までが就寝可能で、間仕切り用の引戸の使用で、メディアルームも4番目のベッドルームとしてご使用が可能です。