不動産情報コラム:② ニセコの建築価格


今回も弊社のキース・ロジャースより、ニセコで不動産投資をお考えの外国人の方向けに書かれたブログをお伝えします。ぜひご覧下さい。

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ニセコの建築価格はどうなっていくのでしょうか!?

建築価格は国内全域において上昇傾向にあります。現在進行中の弊社のプロジェクトの見積もりから、昨年と比べ20%〜30%上がっていることが確実に見て取れます。昨年までの実績に基づいてお客様に提案していた数字は、見積もり時に大きく覆され、提携先の建築家も対応に追われています。その理由としてニセコブーム以外の原因が大きく影響していることは明らかであります。

1)職人の不足/人件費の高騰

東京オリンピックの開催決定により、大規模なインフラ/周辺環境の整備が決定され、大手の建設会社により多くの職人が長期間確保されています。私も当初は、見積もり額を釣り上げるための言い訳だと考えていた時期もありました。しかしその後、オリンピック需要で東北の復興に影響がでているとのニュースも見ることが多くなり、今では私自身がそれを実感しています。

2)東北の復興整備

東日本大震災後の大規模な復興整備が本格的に始まりました。2011年の震災から数年が経ち、ようやく本格化し始めたこの動きに日本の官僚主義が見受けられます。想像していただくとお分かりのように、100kmに及ぶ海岸線のインフラ再整備のスケールはものすごいことになります。

3)消費税の増税

昨年8%へと増税した日本の消費税は、しかるべき時期に10%まで上がることが決定されています。増税前に建築を希望する個人住宅やアパートの需要を押し上げています。近年、観光地とは無縁のニセコや倶知安周辺の農業地域にも多くの住宅の建設が見受けられます。また、同時にリフォームの案件も増えています。

4)高齢化の影響

年々、多くの職人が引退しています。私周辺の建築業界の平均年齢は50歳を超えているでしょう。数年前、弊社のプロジェクトである"風華"の建設をおこなっていた際、現場へ来た施主様が現場にいた5人の職人の経験年数が180年を超えているという話に驚いておりました。減っていく熟練工に対し、育っていく若者が少なくなってくきています。もちろん、今後は人口減により住宅の建設需要は下がっていくと思われます。しかしながら、短期に見た場合、東京オリンピックや東北の復興需要も重なり、厳しい状況が続くと思われます。

私キース・ロジャースはTAIGA株式会社の代表です。
ご質問などありましたらなんなりとお申し付けください。

キース

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