高台にそびえ建つ飛翼は、羊蹄山、尻別川、そして広大な北海道の農場を全て見渡すことができる一棟貸しの貸別荘です。ニセコは、都会の生活から離れ、家族や友人と集まりリラックスする場所です。リビング、ダイニング、キッチンエリアには、より多くのスペースが割り当てられ、大人数のグループでも快適に過ごすよう設計されています。キッチンは、料理好きのオーナーがたくさんの料理をふるまうために時間をかけて考えたものです。大容量のパントリーを設けることで、すっきりとしたスペースと機能的なキッチンを実現しました。
また、グループでの滞在にも対応できるようなレイアウトを心がけました。マスターベッドルームは、シャレーの2階にあり、他のベッドルームから独立しています。2段ベッドルームは、4人用の寝室ですが、それぞれが個室となり、プライバシーが保たれるよう設計されています。どんな用途にでも対応できる柔軟性を兼ね備える和室は、2名様までの寝室としてご利用いただけます。また、隠しドアを閉めればメディアルームを4番目のベッドルームとして使うこともできます。
ディテールにこだわったギアルームは、スキーヤーとスノーボーダーのための空間と呼んでもいいでしょう。スツールやベンチは、敷地内で伐採されたカラマツを加工したもので、この建物をとりまく自然への感謝を込めたTAIGAの特注品です。
鉄骨造の「HIYOKU」は、スリムでミニマルなデザインをモットーとしており、大きなガラス張りで開放感のあるリビングスペースを実現しました。“飛ぶ翼”を意味する"飛翼"は、浮遊する屋根(翼)が、飛び立つように見えることから名付けられました。クレストリーウインドウを取り付けることで屋根が浮いているような印象を与えます。夏は北海道の自然風を取り入れられることができ、換気だけでなくエアコンの役割まで果たしてくれます。高性能のトリプルガラスは、石造りの暖炉から出る優しい暖気を建物の中に閉じ込め、優れた断熱性能で光熱費を抑えてくれます。雄大なカラマツの林に囲まれたこの家では、大きな窓を通してまるで自分が森にいるような錯覚を覚えさせてくれます。
夏はバルコニーでバーベキューを楽しんだり、農道をサイクリングしたりと、北海道の自然を満喫できます。
アンヌプリリゾート、ニセコビレッジ、モイワリゾートまでは車で10〜15分ほどです。
*9名様以上でご利用の場合は、追加料金が発生します。
受賞暦
Architectural Masterprize - 2018 Winner in Architectural Design / Residential Architecture
IDA Design Awards - 2017 Honorable Mention
2018 北海鋼機デザインアワード - steel architecture theme