「行燈」は「森に浮かぶほのかな光」をコンセプトとして設計された住宅です。ファサードを覆う金属製のメッシュスクリーンは、ニセコの厳しい気候に対する耐久性を保ちながらも、行燈の和紙のような柔らかな表皮を表現し、同時にプライバシーを確保しています。

アプローチから見上げると、上階に向かって段階的に伸びていくカンチレバーが印象的な外観を創出しています。鉄骨のフレームは軽快でミニマリズムな印象を与え、赤のアクセントが遊び心を与えています。テラコッタを用いたブレードウォールは、鉄骨のフレームと対照的な重みを持ち、建物を大地にしっかり根付かせているかのようです。特徴的なカーブを描く階段の周りに、巨大なスチール版が繊細に折りたたまれており、魅力的なデザインと職人技が見事に融合しています。

眺望は、羊蹄山、アンヌプリ、ニセコ・ひらふリゾート、そしてシャレーの背後に広がる静かな森など、エレベーションの高い場所からの眺めを最大限に活かしています。高性能の三層ガラスを採用することで、広大な景色を眺めながら快適な時間を過ごすことができます。スパを囲む窓はアコーディオン式になっており、折りたたむことで室内の空間が露天風呂へと変化します。

コンセプト・アーキテクチャー&デザイン:Budi Lim Architects(インドネシア)