20110805 Niseko Photography  MG 1836Niseko.Tsunami.Relief.

ニセコ被害者支援プログラム

2011年3月11日の東日本大震災直後、ニセコ被災者支援サマープログラムは立ち上がり、2011年の夏、福島県や宮城県から親子420名以上の参加がありました。参加者の大半は子供連れの家族達で、福島原発の避難区域外に住む福島県の方々でした。参加された保護者の多くは、原発による放射線が子供達に与える影響について懸念をされていました。

私たちはNPO団体、北海道被災者支援ネットワークの「当たり前の夏休みー北海道(親子受け入れ事業)」と協力しました。この団体は参加者の募集や北海道庁へのバス、フェリーの無料提供の手配等の煩雑な業務を行い、参加者の為のメイン窓口となりました。また、倶知安町は、罹災証明がある一時避難希望者の対応をしました。

私たちのプログラムは、地元のスポンサー無しには達成する事ができず、多くの地元コミュニティの努力と協力で行われました。ニセコに不動産を所有する海外のオーナー達は各自のコンドミニアムや住宅を快く無料で提供し、地元の管理会社では社員の労働力を無償提供しました。ニセコ町もまた積極的にプログラムのスポンサーとなって、BBQイベントでのテント無料提供や、お祭りの際の無料送迎バスの提供を行いました。そして、倶知安町、ニセコ町から多くのボランティアスタッフの参加がありました。

このプログラムのでは人々を温かく迎え入れることに重点をおき、6週間以上にわたり、延べ121イベント-32種類のアクティビティが開催されました。プログラム独自のイベントに加え、地元のアウトドアアクティビティ企業等が無料ラフィティング、山登り、太鼓体験など様々な活動を展開しました。参加者には自由にイベントを選んで参加してもらい、イベントを通じて新しい人々との出会も提供することが出来ました。プログラムの終了報告と、参加者からのコメントについてはこちらよりご参照いただけます。
宿泊施設提供の管理会社:
オオワシロッジ
スキージャパン
ニセコマネージメントサービス
ニセコディスカバリーホリデー
北海道トラックス
北海道トラベル
ニセココンサルティング
ホリデーニセコ
フリーダムイン
ノーススターマネージメント
TAIGA株式会社

プログラムのコーディネートチーム:
キース ロジャーズ (TAIGA) ニセコ被災者支援サマープログラムコーディネーター
高橋 英一 (北海道被災者支援ネットワーク) ニセコ地区コーディネーター、参加者とプログラムのメイン窓口
若田部 久(オオワシロッジ) イベント&ボランティア コーディネーター
鴻池 陽子(ニセコプロモーションボード)国内メディア、イベント、スポンサーコーディネーター
ダズウェル 美穂(TAIGA)宿泊コーディネーター、イベント、ボランティア アシスタント